来たかコロナ第6波 昨年夏の第5波をざっくり振り返る

昨日2022年1月5日のコロナ新規感染者は、

東京都で390人、一昨日の151人から+239人、およそ1.6倍の増加。

沖縄県は623人、一昨日の225人から+398人、およそ1.8倍の増加。*1

 

ついに来たかオミクロン。

おとといまで二桁だったのに…。この急峻な増加。

 

デルタ株に比べ、重症化リスク下がるものの、感染力大きく増加するらしいとのこと。

第6波の入り口か。

その前に、第5波について振り返っておきたい。

 

始まりは昨年夏。2021年7月。

東京ではそれまで500人/日台で推移していた新規感染者が

徐々に顕著な上昇傾向となり

7月14日に1,150人を記録。

その後は1週間に+1,000人に近いペースで増え続け、

8月13日には第5波最大となる5,908人を記録した。

その後も8月中は同程度の高い水準を維持したが、

9月に入り下降傾向に変化。

10月には一日の新規感染者数二ケタ台までに減少し、

その水準を12月末までキープしていた。*2

 

減少の背景として、ワクチン接種はやはりあるように思う。

東京都は21年1月5日現在で1千万人強が2回接種を終えているが、

奇しくも新規感染者最大だった8月13日に

その約半分となる500万人台を記録している。

その後2回接種者は8月中に600万人、9月中に800万人を記録していた。*3

 

今回のオミクロン株では、ワクチンの効果は「弱まる」とされているが、

「2回接種ではほとんど効果がないのでは」との見方もあるようだ。

今までの「宣言」「人流抑制」だけで「感染者」を抑制できるのか、

あるいは「Withコロナ」に本腰入れるのか?

 

感染者数だけでなく、医療逼迫度も注視していきたい。

 

*1:東京都と沖縄県の感染者データは下記を参考した。
データは何れも2021年1月5日終了時のものを使用した。
1-1. 東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト 「都内の最新感染動向」
 https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
1-2. 沖縄県 「感染症関連情報」
 https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/chijiko/kohokoryu/kansenshou_kanrenjoho.html
1-3. 東洋経済ONLINE 「新型コロナウイルス国内感染の状況」
 https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

*2:上記1-1に同じ、グラフ「報告日別による陽性者数の推移」を参照した。

*3:上記1-1に同じ、グラフ「ワクチン接種数(累計)」を参照した。